ブチ(仮名)

おむつ時代

胴体の長さはおなじくらい

私はものごころつく前から猫が好きだったらしいです。古いアルバムに連続した写真が残ってました。
本人としては「ねことなかよく日向ぼっこ」のつもりなのでしょう。しかし、自分のことながら、この子供の執念にはあきれてしまいます。そして、オムツした子供につかまるこの猫って、おとなしいのか、どんくさいのか…

もう少し育ってからも、猫を抱きたい執念はいっこうに消えず、猫を追いかけまわしてばかり。当然そういう子供をねこは大嫌いだから、私はいつも顔や手足をひっかかれて、みみずばれをつくっていました。
その頃の私が実際どういうことをしていたのかは全然記憶がありませんが、私のみみずばれを見た伯母に、ねこをかまうなと注意されたことだけはぼんやり覚えています。

 

ブチ
なかよし

ブチ
逃げられた

ブチ
えいっ!

ブチ
うぉりゃあ~

ブチ
ねっ、なかよし

 

なぜ、「仮名」?

名前が仮名になっているのは、ゆえあって本名が明かせないから――ではなく、わからなかったから。
両親や伯母に聞いたところ「名前はなかった」が有力だった。適当に呼んでいたのではないかというので、「タマとかシロとかミケとか?」と聞いたら伯母が「あとブチとかね」とつぶやいたのでとりあえずそれを採用。

日本猫

よく見ると、今ではあまりお目にかかれない日本猫らしい顔をしている。日本画なんかに出てきそうな猫だと思わない?
この写真は1960年代半ばのものです。この頃はまだこういうタイプのねこが普通だったんだろうか。

動物好き?

私は三番目の子供なので、小さい頃の写真は少ししかない。アルバムにあるのは20枚くらい。
その少ない中に、上のねこがらみの他にニワトリのえさ入れに手を突っ込んでいる写真もあった。私は動物が好きだったんだろうか(いや、やってることは「いたぶっている」としか言えないけど)。
他に犬も飼っていたはずだが、写真には残っていない。犬は嫌いだったのかな?(あとで、思い出したのが、犬のしっぽをちょんとさわって逃げるシーン。そうそうドキドキしてたっけ。興味あるけど怖かったってわけだ)

(in Dec. 2000)

196*-2000 ねこばかへの道程