カルマ(家猫時代)

実家住まい無職時代

獣医さんによれば、カルマは3歳くらいとのこと。立派な大人でありながら、カルマはだんだん仔猫に戻っていくようでした。
私はこのとき無職で、カルマと過ごす時間がたっぷりあったというのも原因のひとつかもしれません。
パセリとの関係からさらに進んで、猫との関係が親子のようなものになってきました。


命名「カルマ」

近所の獣医さんに連れて行ったとき、名前を聞かれて「カルマ」と答えたら、「マンガにそういう名前の猫がでてましたね」と言われた。たしか、その当時は「みかん絵日記」が連載中で、みかんちゃんのお友達猫にカルマという猫がいたので、このことかもしれない。しかし、私のカルマの出典は他にある。
その頃、私は安部公房にはまっていた。安部公房の作品の中に「S.カルマ氏の犯罪」というのがあって、それがカルマの名前の由来なのだ。(決してマンガからとったのでも宗教的な気持からつけたのでもない)


お刺身には興味がない

家で法事があった。仕出屋さんに料理を届けてもらい、テーブルに並べていた。カルマが部屋に入ってきたので、並べた料理を食べられては困るなと思っていたら、空になった仕出屋の箱に入って寝てしまった。すぐ鼻先にお刺身があったのに、なぜ?
そういえばアパートで暮らしていたときも、食事のときはかならず膝に乗っていたが私の食べているものに興味を示したことはなかった。育ちがよかったんだなぁ


メロンが大好き

カルマそんなカルマもメロンが目の前にあるときは我を忘れるらしい。
マスクメロンを食べたとき、残った部分を勝手にガツガツと食べていた。
その後、試しにスイカを与えたらこれには見向きもしなかった。プリンスメロンも欲しがらなかった。マスクメロン限定で好物らしい。
ほんとにどういうおうちで育ったんだろう?


しっぽが折れた!!

カルマのしっぽは短くてコの字型に曲がっていた。窓から出入りするときに窓のレール(なんていうのか知らない)にひっかかったりするので心配していたら、とうとうやってしまった。外に出たときにどこかに引っ掛けて折ったのだろう。折れたしっぽの先をぶらぶらさせながら家に帰って来た。動くとしっぽが揺れて痛いのだろうが、カルマはうしろから何者かに何かされていると思うらしい。一歩進むたびに背後の見えない何者かにシャーッとうなっていた。

 

子供がえり

カルマこの写真のオレンジの布は私の部屋着で、カルマはこの部屋着をくわえてモミモミ(おっぱいを飲む仕草)をしている。
実家に連れてきてから、モミモミ攻撃が始まった。抱っこすると、着ている服にモミモミ、脱ぎ捨てた服にモミモミ、タオルケットにもモミモミする。よだれがくさくてたまらないので、学生時代に着ていた、ムートンのコートを提供し、モミモミ専用にさせた。


いままで家にはいなかったタイプ

ちゅんすけやちゅんすけの子供たち、パセリでさえも、カルマほど子供っぽい行為はしなかった。
カルマは大人になってもよくじゃれる子だった。アパートにいたときもよく遊びたがったので、腰にリボンを結んでしっぽのようにひらひらさせて勝手にじゃれさせていた。雑巾がけやモップの動きも好きで、掃除の邪魔になってしょうがなかった。
そして、おしゃべりだった。とくに外から帰ったときは何かわからないが非難するような口調でウニャウニャ言っていた。
やることは子供っぽかったが、またたびは大好きで、よくトリップしていた。これも以前の猫とは違うとこかな。

 

やきもち焼いてスプレー

カルマと恐竜甥っ子のために買ってきたペーパークラフトブックに、私のほうが夢中になって半日かけて作ったことがあった。ほぼ出来上がったとき、カルマが私の前をゆっくり横切って窓まで行き、カーテンにお尻を向けてピピピッとスプレーをした。
そこで気がついた。その日は甥っ子にべったりでカルマのことは忘れてたっけ。見たこともない子供に私がかまけているのが許せなかったのね。カルマは家のプリンスだったものね。ゴメンネ。
ちなみに写真に写っているのが出来上がった恐竜。よぉ~く見るとカルマがベロを出しています。まるでアカンベしているようで気に入っているけど、これはよくあるベロのしまい忘れです。


カルマ行方不明

カルマが元気がないことには気付いていた。それでも、おとなしくしていれば治るだろうと思っていたら、ある日、行方不明になってそれっきりになってしまった。
私は再就職が決まり、初出勤直前のことだった。またしても就職と同時に愛する猫を失ってしまった。偶然とはいえ、いやな気分。

(in Dec. 2000)

196*-2000 ねこばかへの道程