哀愁のおとーさん

テトは私のことが好き。私のことだけが好き。

私以外の人間は存在しないに等しいので、ワシの声など耳に入らない。

私が呼べばこのとおり。
テトの態度があまりに露骨なため、さすがにワシに対して憐憫の情をもよおし、うろ覚えの知識でなぐさめた。
「猫の聴覚って男声より女声のほうが聞き取りやすいんだって、だからそのせいじゃない?」
この説にいちおう納得したワシ。

それ以来、我が家では夜な夜な不気味な声がこだまするようになった。か細く高い声を出しているつもりらしい。
がんばれワシ、テトが振り向いてくれるその日まで。
………………………
猫の聴覚に関する話が、まるっきり記憶ちがいだと恥ずかしいのでウラをとりました。
いくつか見つかりましたが、とりあえず…
猫の耳 vs イージス艦 〜猫の聴覚を特捜せよ!〜 | はぐれ獣医 純情派〜異論!ワン論!Objection!〜
とか
ドクターズアドバイス / ペピイのずっと下のほう、「猫の聴覚・犬の聴覚」にそれらしきことが。